欠陥住宅被害全国連絡協議会金沢大会に参加しました。

令和6年11月16日から17日の二日間にわたって第56回欠陥住宅被害全国連絡協議会IN金沢が開催され、参加しました。

広島からは始発の新幹線(6時発)に乗らないと10時~の開会に間に合わないため、前日夜に金沢入りしました!

折角なので、夕飯はノドグロのお刺身とこの時期の名物という香箱蟹をいただきました!

とても美味しかったのですが、思っていた蟹のサイズより小さめで…、きっと美味しさが凝縮されているのでしょう。ただ、目測を誤った注文だったので、帰りにカップうどんを買ってホテルで食べました!これも出張あるあるですね!

大会は、金沢弁護士会館で開催されました。来訪は二度目ですがとてもきれいな会館でした。

午前中は、代表幹事木津田建築士と広島欠陥住宅研究会から風呂橋弁護士が入門講座を担当しました。木津田建築士からは木造住宅の基礎ができるまでの作業工程やそこに潜む欠陥原因を分かりやすく解説いただき、風呂橋弁護士からは、欠陥住宅事件に取り組む弁護士の心構えからお話がありました。私自身は、弁護士17年目となりますが、弁護士として初心に返りながら拝聴しました。

今大会のメーンは、能登半島地震の建物被害で、北陸ネットの先生方から現地の被災状況やその対応報告があり、村田晶金沢大学助教授より建物被害の悉皆調査の報告やその分析をお伺いし大変勉強になりました。

被災地域では、現行の建築基準法が要求する耐震性能を充たさない建物が多く、今回の地震でも一部地域では半分以上の建物が倒壊したという報告と現場写真を見て、既存不適格の問題はやはり人の生命にかかわる大きな問題であることを再認識しました。また、2000年以降に建築された現行の基準を充たししているはずの住宅も4棟が倒壊し、うち3棟は欠陥住宅の可能性があるということで、夢のマイホームが突如として凶器とかわる欠陥住宅被害の予防と救済にむけて、気持ちを新たにしました。

私からも日弁連消費者問題対策委員会土地住宅部会の活動について報告させていただきました。

残念ながら17日は所用のため欠席せざるをえず、1日目のみ参加して、懇親会場に向かう全国の弁護士、建築士さんと別れを惜しみながら駅にむかいました。

金沢駅の前には鼓門という大きな門があり、風流でした。

今度はゆっくり金沢に来たいな~と思いながら帰りました。

金沢を19時に出て、広島着は23時過ぎでした。

広島駅で雲の切れ間から満月を見つけました。

とても綺麗な秋の望月でした!