広島県宅地建物取引業協会北支部研修会で講師を担当しました。

令和6年11月21日、広島県宅地建物取引業協会北支部の研修会@広島市安佐南区民文化センターで講師を担当させていただき「宅地建物取引におけるトラブルの予防と対処法~実例をふまえて~」と題してお話をさせていただきました。

この研修会での講師は、令和3年から担当させていただいており、今回で4回目の講演となります。

毎年、会員の皆さまに熱心に耳を傾けていただき、やりがいのある講演です。

今年7月1日施行の空き家等の取引にかかわる仲介報酬上限の引き上げの話題や、私は、消費者側で宅地建物取引におけるトラブルに携わることも多いですが、共通していえるのは、一旦トラブルになってしまうと、双方に時間的・経済的、そして精神的な負担が大きいというところです。

そのため、今回は、重要事項説明や調査義務についてお話をさせていただきましたが、「法的責任が発生するのはどういう基準か」ではなく、宅地建物取引のプロフェッショナルとして「裁判で勝つか負けるかはともかく、トラブルを予防するという観点からどこまで説明や調査をした方がよいか」という観点からお話をさせていただきました。

今年も熱心に拝聴いただきました。

このような講演をとおして、少しでも宅地建物取引のトラブルが少なくなれば良いなと思います。